2024-06-02
【大会名】第67回 全三河東西対抗柔道大会
【主催】 東・西三河柔道協会
【日時】 令和6年6月2日(日)
【会場】 蒲郡武道館
【結果】
この試合は、小学生から一般までの西三河と東三河の代表が36人でチームを組み団体戦で戦います。本校からは2年 宇田雅敏、黒谷八千琉、3年 尾崎知優が東三河代表として出場しました。宇田・黒谷は負けてしまいましたが、尾崎は3年間の部活動の集大成として強い気持ちで挑み、一色高校の相手に背負い投げからの小内刈りの連絡技で技ありを取って勝ちました。
尾崎は先日の県総体で思うような結果を得られなかったため、悔しい気持ちを抱えたままの引退を覚悟していましたが、急遽桜丘の選手がケガにより棄権したため、補欠としてこの試合に出場することになりました。
尾崎は、高校から柔道を始めた生徒です。中学では文化部に所属し、まったく運動経験がない中で、「高校では新しいことに挑戦したい」という強い気持ちをもって柔道部に入部しました。女子ですが、キャプテンとして部員をまとめ、他校の男子も大勢いる中、合同練習を仕切り、男女問わず後輩からも慕われています。そんな彼女が書き留めた『柔道ノート』の一部を抜粋し、紹介します。
『高校から柔道を始めて不安だらけの3年間でしたが、自分自身も周りの人たちから応援され、支えてくれた人たちがいたからこそ今の自分があると思いました。目標であった黒帯も取ることができたし、キャプテンという立場に立ってみんなをまとめるという、柔道をやってなかったら経験できないことを経験できてかけがえのない3年間になりました。続けることの大切さや、みんなで協力して壁を乗り越えたときの達成感を味わうことができてうれしいです。
最初のイメージ「殺し合い」も今となってはイメージもかわり、自分もこの勝負の世界で試合をすることができてとても幸せです。自分自身の勉強にもすごくなったし、新たな自分が作れたと思います。
≪中略≫
チームみんなで目標に向かって努力することはとっても楽しくて充実した柔道生活でした。本当に楽しかったです。柔道始めてよかったです。ありがとうございました。』
彼女の思いを受け止め、後輩たちがさらに練習に励み、柔道部を盛り上げていってくれることを願っています。また、彼女の進路実現を顧問一同応援しています。